銀行員であれば誰でも一度は“銀行を辞めたい”、“違う会社に転職したい”と思ったことがあるのではないでしょうか。
辞めたいと思う背景には、業務がつまらないということであったり、人間関係がうまくいかないということであったり、さまざまな理由があるかと思います。
辞めたいという思いを抱きつつも、なかなか行動に踏み切れない方もいるのではないでしょうか。
今回は、退職を検討するにあたっての検討事項、後悔のない退職方法についてご紹介させていただきます。
1. 辞めたい理由を明確にする
(1) 業務内容が合わない
銀行の業務が合わないというのも、辞めたい理由としては多いのではないでしょうか。
業務を進めるにあたって細かい点が多かったり、マニュアルに沿った対応が求められたりと、なかなか自分で考えたように業務を遂行していくことができないことも銀行業務のストレスの要因かもしれません。
また、新しい部署に異動したばかりのころは、業務内容もガラッと変わり、わからないことばかりになるので、辞めたいと考える方もいるかも知れません。
そんな時は、業務が合わないのか、慣れていないからうまくできないのかを慎重に見極める必要があります。業務がわかってきたら楽しくなる可能性があるなら、早いタイミングで辞めてしまうのはもったいないかもしれません。
何にストレスを感じていて、どの部分が解消されたら続けられそうか、辞めたい理由を分解して考えてみるといいかもしれません。
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(2) 上司が耐えられない
嫌な上司にあたってしまった場合も、退職を検討する理由として挙げられるかと思います。銀行は人事異動が頻繁にあるので、同じ人と一緒に働く期間は他の企業に比べたら短いかもしれませんが、嫌な上司のもとで働くのは、短い期間であっても辛いものです。
職場の人間関係は、退職理由として1番に挙がる理由であり、モチベーション高く働いていく上ではとても重要なことです。人間関係を改善する余地があるのかどうかよく考えることが必要ではないかと思います。
(3) 不遇の時
「どんなに頑張っても上司から認められない」、「上司が年下で自尊心もプライドもズタボロ」等、不遇の環境にいる時も銀行を辞めたいと思う時かもしれません。
銀行員をやっていると誰にでも一度はそういった不遇の時代が来ると思いますが、いつかは好転すると思っていても、不遇の真っ只中にいる時は結構つらいものです。
ただ、どんな不遇の時でも腐らずにしっかり取り組んでいると、必ず見てくれている人がいます。例えば、次長・課長が酷すぎて辛い、という時でも、継続して努力をしていると、部長や支店長が見ててくれているものです。
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2. 真面目に辞めるべきことを考える理由
(1) 異動して次に行きたい部署・ポストがない
銀行の異動は運によることも多く、なかなか思い通りにはいかないものです。
一方、もしどこでも好きな部署・ポストに異動できたと仮定した場合に、行きたい部署・ポストが一つもない場合は辞めることを本格的に考える時かもしれません。
異動の希望は100%叶うわけではありませんが、銀行に勤める以上、目指すべきキャリアをある程度描きながら日々過ごすべきではないでしょうか。
今は、違う業務をやっていたとしても、将来的に大企業向けの営業をしたい、海外で勤務したい、M&Aに関わる業務に携わりたい等、おおまかなキャリアの方向感は持っておくべきです。
銀行内にロールモデルとなるような人がいない場合も、真剣に退職を検討してみてもいいかもしれません。
(2) 本当に上司と合わず耐えられない
本当に今の部署の上司と合わない場合も、真剣に退職を検討してみてもいいかもしれません。銀行は平均3年程度で異動が繰り返されるため、同じ人と働く期間は1年超といったところです。
当然、上司も同じ、平均すれば1年超程度で上司が変わることになります。しかし、1年とはいえ、そりの合わない上司とやっていくのは辛いものです。また、働くモチベーションが下がってしまうため、あまりおすすめできません。検討するキッカケだと考え、真剣に退職を検討する良い機会かもしれません。
(3) 直感的に天職と思える仕事が見つかった
もし、他に天職と思える仕事を見つけることができたなら、辞めたい気持ちを抱えながら、銀行員を続けていくことはあまり得策ではないでしょう。
誰もが自分に合った仕事を探していると思いますが、なかなか天職と思える仕事に巡り会うことはできません。もし直感的に天職と思える仕事を見つけることができたのであれば、勇気を出してチャレンジしてみる価値は十分あるのではないでしょうか。
3. 退職方法
(1) 転職の準備をする
退職に向け、1番わかりやすいのは転職活動をすることでしょう。
転職すれば、合わない業務や嫌な上司等、今ストレスに感じていることを一気に変えることができます。また、転職活動はそれなりの体力・気力が必要になるので、辞めたいという思いが強いほど、転職への行動力が湧いてくるのではないでしょうか。
意外に、銀行に少し不満を持っている程度だと、転職活動の大変さが上回り、このままでいいかと銀行に落ち着いてしまうことが結構あります。
銀行への強いネガティブな気持ちを、転職活動のパワーとすることで、一気に状況を改善させられる可能性があります。
(2) スキルの向上を図る
退職に向け、自分のスキルの向上に努めることも重要でしょう。特に、辞めたい気持ちが強い際は、自分が本当は何をしたいかが明確になることが多く、どのようなスキルアップに取り組めば良いかがわかりやすくなります。
苦しい時期であっても、長い目での自分のキャリアゴールを見据え、自己啓発として研鑽を積むことが重要でしょう。
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まとめ
今回は、銀行員であれば誰もが一度は思ったことがある“辞めたい”について書かせていただきました。
銀行を辞めたいと思っている場合、ストレスに感じていることが、解決できる問題なのかそうでないのかを明確にする必要があるかと思います。
複数の要因から退職を検討していると思いますが、要因を分解して、解決方法があるのか、どうしようもないことなのかを明確にすることはとても重要ではないかと思います。
少しでも参考になれば幸いです。