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つらい気持ちが楽になる癒しの本。人生に疲れた時に読んでほしいおすすめ本

人生に疲れた時の本 おすすめ本

つらい気持ちが楽になる癒しの本「我慢して生きるほど人生は長くない」をご紹介させていただきます。著者は内科医・心療内科医である鈴木裕介さんです。人生に疲れた時に是非手にとって欲しい一冊です。

つらい気持ちが楽になると同時に、今持っている間違った固定概念を、見直すきっかけをくれる素敵な本です。

なんとなく人生がうまくいっていないと思っている方、会社の出世争いに疲れた方は、是非ご一読してみてください。

1. 人生に疲れたら・・・

日々何かに追われ人生に疲れた方もいるのではないかと思います。本書はそんな時に読むと、つらい気持ちが楽になります。特に以下のような方に読んでいただければと思います。

(1) 人生がうまくいっていないと感じている人

なかなか人生がうまくいかない、人生がうまくいっていると感じられない人も多くいるのではないでしょうか。また、そのような時は、より一層他の人達が順風満帆な人生を送っているように感じてしまうものです。

この本を読むと人生がうまくいっていないと感じているのは、自分だけではなく、みんな表には出さないけれど、それぞれ色々な事情を抱えていることを再認識することができます。

同じような気持ちを抱えているのは、決して自分だけでないと知ることで、少しだけ気持ちが楽になります。

また、人生を良い方向へ持っていくために、見直すべき考え方やポイントが紹介されており、人生を好転させたい方に是非読んでいただきたいと思います。

(2) 出世レースに疲れた人

30代、40代の方を中心に、出世レースに疲れたという方は多いのではないでしょうか。そんな時、出世争いという”競争”との距離感について、もう一度見直すきっかけをくれます。

出世レースから降りて、自分にあったペースで生きていくことも選択肢としてあること、そのような選択をしても全く問題ないことを教えてくれます。

自ら出世競争から降りることは勇気がいることであり恐怖を伴います。しかし一度立ち止まり、何のための出世競争なのか、自分自身の人生をどのようにしていきたいのかを考えることはとても重要です。

本書では、今までの自分を見つめ直す勇気と、考え方のヒントを示唆してくれます。

(3) ミッドライフ・クライシスの人

ミッドライフ・クライシス。30代後半から 50代にかけて起こる深刻な精神的危機のことを言いますが、約 80%の人が経験すると言われています。

ちょうど30代後半というのは、がむしゃらに働いてきた20代を過ぎ、ある程度仕事もできるようになってきます。また管理職となり部下ができるなど、それなりの立場となっている方もいるのではないかと思います。

一方、今までの自分を振り返ると同時に、将来進むべき道を考えると、”これで良かったのか?”と不安になる年齢なのかもしれません。

「もしかしたらミッドライフ・クライシスかも」という方は、この本を読むことで不安定な精神状態から抜け出すヒント・考え方を知ることができます。

2. 我慢して生きるほど人生は長くないの概要

(1) 本書の構成

本書は、以下のような構成となっています。

Contents 1 我慢せず生きていくための公平で安心な人間関係の作り方
Contents 2 会社や社会に疲れてしまった人への処方箋
Contents 3 思い込みを捨て、自分らしい人生を取り戻す
Contents 4 誰にも振り回されず、自己肯定感を保つには
Contents 5 「心地良くない」「楽しくない」と感じたものは捨てていく

『我慢して生きるほど人生は長くない』 鈴木裕介さん 著

(2) 適度な距離感を確保する

Contents 1 では、人間関係について、他人に気を使いすぎないこと、適度な距離感を自ら確保する必要性が書かれています。

Contents 2 では、会社との付き合い方について書かれています。「常に勝ち組でいることはできず、出世だけが全てではない」、といった気持ちを楽にしてくれる内容が多く含まれています。

個人的には、1番好きな章になります。会社でうまくいかず、自分の心が疲れている時に読んだからか、心に残った言葉、気持ちを救ってくれる言葉が多くありました。

(3) 自分らしい人生を生きる

Contents 3 では、自分らしい人生について書かれており、自分を否定することをやめ、自分自身のための人生を進む後押しをしてくれます。

Contents 4 では、主に自己肯定感について記載されていますが、1番印象に残ったのは、嫌な人、状況に対して「No」を伝えるということです。

自分もこの本に支えられ、所属していた部署から異動させてほしいと、上司に「No」を伝えることができました。異動後は業務も職場の人間関係も良くなり、Noと伝えて本当に良かったと思っています。

Contents 5 では、心地良いと感じる”快”、反対の”不快”について、その感覚を把握する重要性が記載されています。

3. つらい気持ちが楽になる言葉

(1) 癒してくれる言葉

本当に良い言葉がいっぱい載っていますが、特に印象的だった3つの言葉をご紹介したいと思います。

① 心の奥で生きづらさを抱えている人が相当数いる

「ふだん、普通に生活をしているように見えていても、心の奥に深刻な生きづらさを抱えながら、それを隠してギリギリで生きている人が相当数いるのだろうと強く感じています。」

『我慢して生きるほど人生は長くない』 鈴木裕介さん 著

同じ気持ちを抱えている人が他にたくさんいるということを知るだけで、心が少し助けられた気持ちになります。

自分だけじゃないということを知ると、素直に生きづらさのような気持ちを認めてもいいと思え、気持ちが楽になります。

② ミッドライフ・クライシスは誰にでも起こりうる

「あなたは、「ミッドライフ・クライシス」という言葉をご存じでしょうか。 これは、30代後半から50代にかけての中年期に訪れる深刻な精神的危機のことで、男女を問わず、約80%の人が経験するといわれています。 

(中略)

 特に、人生の前半( 40代くらいまで)に、頑張って会社や社会に適合してきた人、すなわち「自分の中にインストールされた会社や社会のルールを、疑うことなく素直に受け入れてきた人」ほど、ミッドライフ・クライシスに陥りやすいといわれています。 その結果、うつ状態になってしまったり、あるとき突然、仕事や家庭を放り出してしまったりする人も少なくありません。」

『我慢して生きるほど人生は長くない』 鈴木裕介さん 著

ミッドライフ・クライシスは、約80%の人が経験するということで、30代、40代で悩むのは至極当然のことです。

つらい時期だとは思いますが、むしろ、幼いころからフルインストールされてきた他人のルールや価値観から抜け出し、自分のルールや価値観で生きるチャンスと捉えることもできます。

自分のルールや価値観
他人のルールや価値観から抜け出し、自分のルールや価値観で生きる

③ ほどほどにポンコツでいい

「それは、「職場や社会で『良い』とされているものを目指しすぎない」「人生何事も、ほどほどにポンコツでいい」ということです。」

『我慢して生きるほど人生は長くない』 鈴木裕介さん 著

“ポンコツ”という言葉の選択が個人的には好きです。ネガティブな言葉なはずですが、なんとなく可愛げがある表現で、できないことも認められるような印象を与えてくれます。

完璧な人間なんていない。適度にできないことがあっても問題ないということを認識させてくれます。人生がうまくいっていない時に、それでもいいんだと救ってくれる一言です。

(2) 感想

自分はミッドライフ・クライシスなのかもしれませんが、銀行での出世レースの中で、「これは誰のためにやっている仕事なのだろう?」、「なんで自分が評価されることが、働く上での最優先事項になっているんだろう?」という思いに苦しんでいた時に、考え方の幅を広げてくれた本でした。

出世競争の中にいると、その状況にすら気が付かないこともありますし、気が付いていても自分自身で気が付かないフリをしていること、気が付いていてもレースを降りる勇気がないなど、色々状況が考えられると思います。

本書は、そんな時に一度立ち止まり考える示唆をくれる本となっています。

もう一つ、心に残った言葉を載せさせていただきます。

「私は、「競争の世界との関わりを一度見直し、自分にとって適切な距離で関わること」は、幸せに生きるための、かなり重要な要件だと思っています。」

『我慢して生きるほど人生は長くない』 鈴木裕介さん 著

まとめ

今回は、内科医・心療内科医である鈴木裕介さんの著書「我慢して生きるほど人生は長くない」についてご紹介させていただきました。

人生がうまくいっていないと感じている人、出世レースに疲れた人、ミッドライフ・クライシスに悩んでいる人等に是非読んでほしい一冊です。

自分もこの本に救われた部分があり、電子書籍で購入したので、ネガティブな考えに引き込まれそうな時は、携帯電話を取り出し好きな言葉を読み返しています。

ネガティブな気持ち、不調から抜け出すきっかけになれば幸いです。

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