銀行員の配属ガチャ。。複数回の転勤経験を踏まえ、転勤族の本音をご紹介

最近、言葉として一般化してきた“配属ガチャ”。自分自身で選択することのできない入社時の配属について、ガチャガチャのように、運に大きく左右されることを表した言葉ですが、全国各所に支店を有しているメガバンクをはじめ、銀行にとっても関係が深い言葉となっています。

今回は、銀行での配属や転勤について、経験者の本音をご紹介させていただきます。

1. 銀行員の配属ガチャとは

(1) 地方支店への配属

銀行において一般的に配属ガチャと考えられているのは、地方への配属を希望していない社員が地方支店に配属されることではないかと思います。

通学していた大学や実家が首都圏にある場合は、銀行員としての最初の配属も首都圏を望むことが多いのが一般的です。

家族が近くにいることや、交友関係を含め、就職前から継続したいというのが大きな希望ではないでしょうか。そのような中、地方支店への配属は、配属ガチャとして考えられているのではないでしょうか。

(2) 銀行員としてキャリアを積んでいく上では必ずしもマイナスではない

馴染みのない土地で生活環境が大きく変わること、交友関係をゼロから構築しないといけないことは、確かに配属ガチャ的な要素があるかもしれません。

一方、銀行員としてのキャリアの支店で考えた場合、必ずしも地方支店の配属はマイナスではないと考えられます。

まず、地方支店の方が、支店の人数も少ないため、新入行員のうちから多くの仕事に携わることができます。また、法人担当の営業者としても、首都圏の支店よりも遥かに規模の大きい企業を担当することができます。

また、生活面においても、最初は大変な部分もありますが、慣れてくると住みやすい部分もあり、最初の配属が地方で良かったという声はよく耳にすることがあります。

(3) 本部部署も意外にハズレガチャの場合もあり

一見当たりに見える本部部署への配属は、長い目でみるとハズレガチャである可能性もあります。

当然の本人の希望に沿った配属かどうかにもよりますが、新入社員が最初から本部の部署に配属されると、雑務ばかりを行うことになり、銀行員としての基礎が身につかないリスクがあります。

銀行員としての基本的な知識を身につけるには、支店で業務を行なった方が身につけやすいからです。

一方、入社時点で将来のキャリアを描けており、専門性を身につけていきたいという場合には、最初から本部部署への配属というのも悪くはありません。

2. 転勤

(1) 転勤はタイミング次第

転勤も配属同様、ガチャ的な要素を多く含んでいます。配属理由がわかりにくい最初の配属ほどではありませんが、転勤も運に左右される部分が多くあり、自分ではコントロールできないガチャであると言えます。

特にタイミングによっては、ネガティブな転勤となることも多くあります。自分自身の希望のみならず、家族の希望や、子供の年齢なども大きく影響してきます。

(2) 家族構成によって意味合いが大きく異なる

転居を伴う異動の場合、家族への影響も気に掛ける必要があります。生活環境が大きく変わるため、家族構成によっては、単身赴任等も検討する必要があります。

例えば、独身や配偶者が就労していない場合には、転居を伴う異動も大きな問題にはならないかもしれません。むしろ、人によっては新しい場所に住むことができ、貴重な経験となる可能性もあります。

一方、配偶者が就労していたり、子供がある程度の年齢になると、簡単には生活環境を変えることが難しくなります。配偶者の勤務地に調整がつくのかどうか、子供の学校はどうするのか等、考えることが多くあります。

特に子供の学校問題は頭痛に種となります。就学前や小学校低学年であれば、もちろん子供にも負担はある一方、新しい環境にも馴染みやすい年齢と考えられます。一方、小学校高学年以降となると、人間関係も含む転校については、しっかり検討する必要があるでしょう。

3. 会社側も変わり始めている

(1) 本人の希望を重視

今までは、終身雇用を前提に生涯の人事権を会社に預けるのが当然と考えられていましたが、近年はその風潮も大きく変わってきています。会社側も、職務内容だけではなく、勤務地についても本人の希望をかなり重視するようになってきました。

共働き世帯も増え、配偶者の状況を踏まえた勤務地でないと、家庭が成り立たないというのも大きな理由ではないかと思います。希望に沿わない配属・転勤となることで、退職する可能性も大きくなります。

会社側としては、希望を無視した配属・転勤をすることで退社されてしまうよりは、できるだけ本人の希望を重視することで、会社へのエンゲージメントを高める方向にシフトしているようです。

(2) 配偶者と同じ勤務地に転勤

最近は、配偶者の勤務地に合わせて、同じ勤務地に転勤をするケースも見受けられるようになってきました。配偶者が社外の人の場合だけでなく、同じ銀行内での配慮されるケースが出てきています。

例えば、配偶者が地方に転勤となった場合、本人も同じ勤務地(もしくは住居が同じとなる勤務地)に異動となるよう配慮されることがあります。

稀なケースとしては、海外への赴任であっても、配偶者の海外赴任地に合わせ、異動するということも、実際に起こってきています。

(3) エリアを限定した雇用体系

雇用体系にも変化が見られています。以前は、いわゆる総合職では全国への転勤可能性を前提とした雇用となっていましたが、今は勤務地域を限定できる雇用体系が生まれています。

勤務地域を限定する雇用体系と限定しない雇用体系では、給与面に多少の違いはあるものの、キャリア形成においては、何の不都合もなくキャリアを歩んでいくことができます。

まとめ

今回は配属ガチャ”について書かせていただきました。私自身も複数回の転居を伴う異動を経験しています。

海外も含め、生活環境が変わることは経験としては大きなプラスである一方、家族を持っている場合は、配慮することが増えるかと思います。

また、配属ガチャと言われますが、やってみないとわからないという部分も多くあるかと思います。希望通りの配属や異動とならなかった場合は、まずはその場で自分の可能性を試してみることも大切なのではないでしょうか。

少しでも参考になれば幸いです。

タイトルとURLをコピーしました