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銀行は激務か。メガバンクの労働環境・労働実態をご紹介

銀行は激務 キャリア

銀行は、窓口の営業時間が午前9時から午後3時であることからか、あまり忙しくないという印象をお持ちの方もいるかと思います。

一方、就職活動の際に業界研究をされた方は、勤務時間が長く、毎日夜遅い、いわゆる激務であるという印象をお持ちの方もいるかもしれません。

今回は、メガバンクの労働環境と労働実態について、自身の経験より赤裸々にご紹介させていただきます。

1. 銀行の労務の特徴

(1) 法令遵守の意識は強い

銀行はかたいイメージの通り、法令遵守の意識がとても高いのが特徴であり、労務面についても厳格な対応を実施されています。

そのため勤務時間は、パソコンのログイン・ログアウトの時間と紐つけている銀行が多く、サービス残業がほとんどないのが特徴として挙げられます。

以前はパソコンをログアウトしてから、パソコンを使用しない業務を行うということが散見されましたが、近年はより労務への取り組みが厳格になっており、サービス残業はほとんど発生しない仕組みとなっています。

情報管理についても厳格であるため、勤務時間とプライベートの時間の区別がはっきりしており、公私をしっかり分たい方にとっては、銀行の法令遵守の意識の高さはプラスに働きます。

(2) ワークライフバランス

ワークライフバランスの意識は、銀行でも年々高まってきています。

年次休暇取得の推奨や、メリハリをつけた業務運営に向け早帰りデーや早帰り週間を設定する取り組みがどのメガバンクでもみられます。

長時間労働を良しとするのではなく、いかに効率的に短時間で業務を実施していくかが重要となってきています。

また、パワーハラスメントやセクシャルハラスメントへの対応も厳格になされており、上司には知らせずに相談ができるホットライン窓口が用意されているのが一般的です。

(3) 労働環境は部署により異なる

銀行業界全体の方向感としては、どこの銀行も働きやすい職場環境を目指して労働環境の改善に取り組んでいます。

一方、所属する部署によって労務面の運営実態は大きく異なっており、特に営業支店か本部部署かによって労働環境の違いが見られます。

営業支店と本部部署における違いを次で詳しくみていきたいと思います。

2.営業支店

(1) 労働時間は短い

営業支店は、オフィスとなる支店に入れる時間が決まっていることが多く、労働時間は短くなることが一般的です。朝は8時以降、夜は19時まで等、厳格に時間運営が行われています。

勤務が可能な時間については、支店長の方針により決定する部分もあり、夜の勤務が20時までの支店もあれば21時までの支店もあります。

1番勤務時間が短い支店では、18時30分までというのも実際に聞いたことがあります。

営業支店では、物理的にオフィスに滞在できる時間が決まっているため、労働時間は比較的に短くなる傾向があります。また銀行は情報管理が徹底されているため、勤務時間外に仕事をすることもできないため、勤務時間外のサービス残業も発生しません。

(2) 出社が基本

新型コロナウイルス感染拡大を受け、銀行でも在宅勤務の活用が当たり前となってきましたが、営業支店の場合は、出社が一般的となっております。

直接お客様を持っているため、出社の方が業務を行いやすいというのも理由として挙げられます。

営業支店の大変な点は、勤務時間、特に業務終了の時間が決まっている一方、お客様の依頼には適切に対応する必要があり、日々の業務量を自分自身の裁量だけではコントロールできないことが挙げられます。

必然的に、お昼を急いで食べ、お昼時間を削れ等の対応を迫られることとなります。

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(3) お客様が最優先

銀行はサービス業でもあることから、お客様の利便性を向上させることが優先事項となります。営業支店では、9時から営業を開始することもあり、時間的な制約があることが大半です。

可能な限り、社員の働きやすい環境を作ることに努めてはいますが、お客様が第一であることは変わりなく、労働環境という側面では、必然的に制約が発生するのも事実です。

3. 本部部署

(1) 労働時間は長い

本部部署は、支店とは異なり労働時間は長めとなるのが一般的です。本部といっても、企画部署や業績推進、人事部等さまざまな部署がありますが、どこの部署も労働時間が長い印象があります。

また、労働組合は特に労働時間が長いという噂も聞いたことがあります。出世コースの部署であるほど、労働時間が比較的長くなっていると言えるかもしれません。

本部部署においては、支店のように、勤務できる時間が決まっていることは少なく、22時、23時まで業務を行っていることも一般的にあります。

(2) 勤務形態に融通がきく

労働時間が長くなりがちである一方、勤務形態等の融通が利きやすいのは本部部署と言えます。勤務開始と終了時間に、一定の幅を持たせたフレックス勤務制度等を利用しやすいのも本部部署と言えます。

部署にもよりますが、営業支援や企画の部署は、直接お客様を持っていることが少なく、融通が利きやすいのも特徴といえます。

また、在宅勤務を行いやすいのも本部部署と言えます。

まとめ

今回は、銀行の労働環境について記載させていただきました。

所属する部署により、労働環境が大きく異なるのが実態となります。それぞれにメリット、デメリットがあるので、うまく自身の希望する労働環境となると働きやすさが増すかと思います。

なかなか実態がわかりにくいメガバンクの労働実態についてご紹介させていただきました。少しでも参考になれば幸いです。

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