最近、耳にする機会が多くなってきた“キャリアコーチング”。かつてのように所属している企業に自分自身のキャリアを預ける時代は終わりに近づき、主体的にキャリアを築いていく時代となっています。
今回は、キャリアコーチングサービスの概要と共に、銀行員も多く活用しているおすすめのキャリアコーチングサービスをご紹介させていただきます。
1. キャリア相談サービスとは
(1) キャリア相談のサービス概要
キャリア相談サービスとは、基本的に有料でキャリアの悩みやキャリアにおける問題解決、目標達成に向けて相談、カウンセリング、アドバイス等を行うサービスの総称です。
主にキャリアコーチング/転職相談、コーチング、カウンセリング、有識者相談(ティーチング)等に分類することができます。
キャリアに関する事、例えば、就職、転職、副業、仕事の悩みや目標設定、目標達成に関して、カウンセリング、コーチング、ティーチング等の手法を用いて課題解決を図るサービスを指します。
転職前提ではないので、理想とするライフプランから考えてどうキャリア設計を行えばよいのかという視点でサポートしてもらえる、気軽に聞きたいことを聞ける点が特徴です。
(2) カウンセリングとコーチングとティーチングの違い
キャリアサービスには、カウンセリング、コーチング、ティーチングと複数の言葉がありますが、意味合いが若干異なります。下記にそれぞれの意味についてご説明させていただきます。
カウンセリング
相談を依頼する人(相談者)が主体。相談者の過去の問題点を確認し、気持ちを整理する手法。
コーチング
相談を依頼する人(相談者)が主体。相談者のありたい姿や強み等を引き出し、目標達成に向けてのサポートを行う手法。(未来志向)
ティーチング
教える人が主体。相談者の悩みに対して、専門的な知見からアドバイスを行い、悩みを解決する手法。
(3) 転職エージェントとの違いは?
転職エージェントは無料サービスで、転職エージェントが保有する求人に転職することが前提のサービスです。その求人を受けるかがポイントになります。
キャリアコーチングは、利用者のキャリアの向上を目指し、目標の設定や足元の取り組みの改善など、転職のみならず、キャリア全般についての悩み相談とも言えるサービスです。
2. 何故キャリアコーチングの需要が増えているのか?
(1) 副業や社内キャリアアップ等、転職を目的としないキャリア相談の需要が増えている
キャリアコーチングの需要が増加している理由の一つ目としては、キャリア選択の幅が広がっていることが挙がられます。
以前は、キャリアアップ、キャリアチェンジと言えば、転職が前提でしたが、近年は副業や社内兼業、社内企業など、転職以外にも色々なキャリアの選択肢が広がっています。
そのような背景から、転職を前提とせずにキャリアの相談ができる、キャリアコーチングのニーズが高まってきていると言えます。
(2) SNS転職/直接応募の際も転職支援、副業支援をしてほしいという需要が増えている
2つ目の理由としては、リファラル採用やSNSを利用した採用など、転職エージェントを利用しない転職が増えていることが挙げられます。
以前は、転職をする場合は、転職エージェントを活用することが一般的でしたが、今はダイレクトに企業に対して応募ができます。
そのため、第三者による転職のアドバイスを受ける機会がないことがあり、コーチングに特化した、キャリアコーチングサービスのニーズが高まっていると考えられます。
3. お金を払う価値があると感じたコーチングサービス
最後に、自分が実際に使用してみて、お金を払ってでも使ってみる価値があると思ったコーチングサービスをご紹介させていただきます。
(1) coachee
coacheeは知名度急上昇中のコーチングサービスです。今の職場でのキャリアはもちろん、副業や転職についてなど、幅広くキャリアについて相談できるのが魅力です。
また1,000円から利用することができ、初めてコーチングサービスを利用してみる方、興味はあったけどなかなか手が出なかった方におすすめです。
知名度急上昇中。低価格から利用可能なのが魅力→coachee
(2) マジキャリ
マジキャリは、キャリアアドバイザーやコーチとの1on1のオンライン面談を通して、
“ありたい姿”を設計し、実現するキャリアコーチングサービスです。
サービス満足度92%の実績があると言われています。
具体的なサービス内容は、以下の5つです。
・徹底した自己分析
・キャリアプラン設計
・企業選びのアドバイス
・選考対策(書類/面接)
・転職先の意思決定支援
転職エージェント事業も行っているアクシスが運営しており、地に足のついた実現可能プランを提案してもらうことができます。転職も含め、キャリアを検討して行きたい方におすすめです。
まとめ
今回は、キャリアコーチングについて紹介させていただきました。
所属の企業に自分のキャリアを預けないということは、自分で責任を持って自分自身のキャリアを築いていく必要があります。
いきなりキャリアの責任を持てと言われても、自分自身では悩む部分も多くあると思います。そんな時は、キャリアのプロの力を借りるのも一つの手ではないでしょうか。
少しでも皆様のキャリア形成における参考になれば幸いです。